汽水緑化の章
こちら四十五糎水槽汽水緑化事業所
どうもこんばんは田吾作です。
「こち亀」っぽく言ってみたかった、ということでね。
今日はこち亀のことについて書きたいとおもいます。(妙)
ちなみに好きなキャラクターは「海パン刑事(デカ)」です。
僕も海や河口で採集するときは海パンになりますから、シンパシーを感じます。
「海パン」で思い出しました。
以前、真面目に胴長履いて玉網持って、神奈川の治安の悪い海(どこからか睡蓮歌が聞こえる)の河口でガサガサしてたら、
ツーブロック、色黒、酔っ払い、
とにかくその手の人種で「役満」のお兄さんに岸から、
「よっ!ダッシュ海岸ッ!」
突然の呼びかけに驚くガサガサフレンズたち(イメージ)
普通に煽られましたよ
パンチの効いたご挨拶と手厚い歓迎に
「『湘●』っていいとこ」だなって思いました。
あの一件から「ダッシュ海岸」とイジられるのはもう懲り懲りだと思い、
黒の海パン一丁です。
捕まえられるもんなら捕まえてみろ。
さて、話が飛びましたが今回は汽水でもある程度いける(?)水草を紹介したいと思います。
私が「ラボ」と呼んでる汽水水槽で得た、あくまで個人的なマッドサイエンスな実験の結果になりますのでどうぞよろしくお願いします。
【ラボについて】
汽水状況:4〜6‰ 海水の約1/6程度。まろやかな塩味でおいしいです。
汽水という環境は水草にとってはディスアドバンテージで、生育が難しいです。
そのためラボではCO2を投滴し、低床には肥料を入れ、水草の生育を手助けします。
CO2添加は2秒に1滴程度
肥料はイニシャルスティック
さて、ここから汽水でもいける!と思った水草 を紹介したいと思います。
汽水(4~6‰)で育てられそうな水草(経験)
マツモ
「マツモ神」は汽水でも健在。
8‰ぐらいまでは耐えられるんではないでしょうか。
ただし、高塩分の場合、葉は矮小化します。(どの水草にも言える)
マツモは水中に漂うゴミも吸着するのでとても重宝します。マツモのおかげで水中の透明度が維持されております。
ただしほったらかしにすると吸着したゴミからコケが生えます。
そのため「ヤマトヌマエビ」と投入し、マツモのメンテナンスをさせています。
バリスネリアスピラリス
5‰ぐらいまでなら耐えます。ランナーもバンバンだします。
2018年4月撮影
ニュージャイアントバリスネリア
現状6‰の汽水水槽で栽培中。
スピラリスより草姿は大きく、丈夫そうにみえます。
ランナーを積極的に展開し、低床を覆います。ただし、ランナーを伸ばしすぎると親株がダメになるのが早いので、不要なランナーはトリミングして親株が栄養不足にならないようにします。
うまく生育できれば、擬似アマモ場を形成できます。
親株は6‰でも成長しますが、ランナーから生えた子株は不自然にねじれ曲がったりします。長期維持を考えると6‰も厳しいかもしれません。様子見です。
クリプトコリネ・キリアータ
汽水でいけるクリプトコリネ。
当時は目の粗い砂利で栄養もなく、海水1/3程度の塩分濃度にしていたので枯らしてしまいました。
今の環境だったら茂らせる自信があるのでリベンジしたい。
試してみたい水草
コークスクリューバリスネリア
アメリカ原産種、河口域でも見られるそうです。
カワツルモ
汽水性の水草。
バヌアツ共和国エスピリツサント島では、海から200mしか離れてない地点では大群生を形成しているようです。
カワツルモ同様、汽水性の水草。
カワツルモやリュウノヒゲもいった汽水性の水草は大変希少です。
そしてそもそも需要があまりないため流通さているのを見たことがありません。
河口や干潮帯に生えるオノゴノリやスジアオノリなんかも水槽にいれたことありますが、
すごい勢いでエビや石巻貝に駆逐されます。人間が食べるぐらいだからおいしいんでしょうね。
もし、こちらを読んでいる読者の方に、「汽水でもいける水草知ってるよ!」という形いらっしゃいましたらご教示いただきたいです。
以上です。アディオス!