魚草子 ~さかなのそうし~

アクアリウムに没頭し、愛をささげる、しがないエリートネイチャーオーガニックサラリーマンです。

ゲキ渋夜釣りと怪鳥の章

ナイトフィッシングイズグッド

 

 

 

 

こんばんは、田吾作です。

 

 

 

 

 

先日、墨田区のとある河川に夜釣りに行ってきました。

きっかけは友人F君とyoutubeのハゼ釣り動画をみながら、 

 

「ハゼが食いたいな~」

 

「できれば天ぷらだな~」

 

と言ってるうち、だんだんその気になってきて、トントン拍子で

 

「じゃあ、いくか!」

 

となってしまったのです。

 

 

 

しかし、その時は2月の末、

 

そもそも完全にハゼ釣りのシーズン外です。

 

だいぶ渋い戦いになることはあらかじめ予想がついておりましたが、

酒を飲みながら、youtubeでハゼ釣り動画を見てしまい、気分だけがどんどん高揚してしまった。そしてもう後戻りはできない気持ちのライン、

 

 

 

一度振り上げてしまった拳は叩き落とすしかないのです。

 

 

 

 

 

ということで、Fくんと墨田区の釣りスポットにいきました。

 

 

 

場所は都市河川がクロスする場所。

ハゼ釣りで有名なスポットです。

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時刻は22時ごろ、先にシーバス釣りと思しき人が3人ほどいました。

 

 

 

 

 

場所についたらさっそく釣り開始です。

餌はマルエツで買ってきたボイルホタテです。

 

 

 

最初は釣りというより寒さとの戦い。

2月の末だからバチクソ寒いです。

魚の活性うんぬんの前に、僕らの活性があがりません。

 

耐えがたきを耐え、忍び難きを忍んでいるうち、小さいアタリがでてきます。

 

 

 

竿先から感じる脈の動き…ッ!

ググッと沈む、浮き…ッ!

手に伝わる、魚の動き…ッ!

 

食った!

 

合わせて!

 

引き上げる!

 

 

 

「フィーーーッシュ!!!」

グラインダー武蔵ばりに心の中で叫びます。

 

 

 

 

そして釣れたのは、

 

 

 

 

ただのダボハゼでした。

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こいつは食えませんが、ボウズを覚悟してたのでダボハゼでも嬉しいものです。

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ダボハゼを針から外していると、

 突如、鳥の鳴き声が聞こえました。

 

 

「グェェェエェエエ!」

 

 

それがびっくりするほど、汚ぇ鳴き声。

 

気にせずマハゼを求めて釣り続行。

 

 

 

 

 

竿を垂らして静かにまっていると、

 

友人Fが

 

 

「おい、お前の後ろになんかデカめの鳥いるぞ」

 

 

 

 「え?」と思い、パッと振り向くと

 

 

 

ほんとにいたよ、デカめの鳥

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その堂々たるや、鳥超えて恐竜。

 

 

 

調べてみたら、この鳥は都市河川にも現れる、

怪鳥ケツァルコアトルスであることがわかりました。

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 ケツァルコアトルス(Quetzalcoatlus)は、中生代の終わり、白亜紀末の大量絶滅期の直前の時代を生きていた翼竜の1属である。翼指竜亜目(プテロダクティルス亜目)中のアズダルコ上科アズダルコ科に分類される。Wikipedia より引用

 

 

 

本当はアオサギみたいです。

ここではケツァル君命名しました。

 

 

ケツァル君、こんな遅い時間帯ですが、僕らの釣りを静かにゆっくり見守ってくれます。

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だいぶ人慣れしてます。

どうやら釣り人からのおこぼれを狙っているようです。

 

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私とケツァル君。

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なんだかだんだん愛着が湧いてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

夜も暮れ、寒さも厳しくなり、釣りのコンディションが悪くなってきた頃、

F君も僕も

「木村、もういいよ、帰ろう」

というアウトレイジのセリフを連呼し始め、限界を感じたので撤収。

 

 

その日釣れたのはダボハゼが6~7匹(友人Fと合わせて)

結局マハゼは釣れませんでした・・・

 

釣果は良くありませんでしたが、ケツァル君が来てくれたおかげで楽しい釣りとなりました。

 

(釣りブログかと思ったらケツァルブログになってしまった)

 

 

 

 

ハゼ釣りは夏にリベンジしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

おしまい。