水槽内カオス理論の章
お久しぶりです。
ブラキッシュ(汽水)・パークの管理人、田吾作です。
ここ最近、水槽のメンテナンスをサボっていました。その結果、パーク(水槽)は管理者の制御を超えて「不安定に安定している」状況になっております。
こちらが4月の水槽
勤め先の社内誌に掲載するということでちゃんとメンテをしていた状態。
そして7月現在の様子。
メンテをサボって、自然に任せた状態。
(足し水と餌やりのみ。)
ご覧の通り、草茫々で汚ねぇわけでございます。
蓋を開けると、ほのかに「鶴見川河口」に似たような臭いがするわけであります。
でも、魚の調子は良さそう。
パークの裏側はテッポウエビにやりたい放題され、バリスネリアの根元は穴ぼこだらけです。
素掘りするぜ!ショバババ!
こいつが水槽のレイアウトを変えまくる。泣
生き物の活動は予想できない。
まさにカオス理論。
カオス理論と言えば、ジュラシックパークのマルコム博士ですね。サトラー博士の手の上に水をこぼしてくねくねさせる、あの。
マルコム博士のセリフには、
進化の歴史を振り返ればわかる。生命を抑えつけることはできない。生命は危険をおかしてでも垣根を壊し自由な成長を求める。
っていうのがありまして、
うちのパークがまさにそんな感じ。
水槽を容易にコントロールできないことを悟らせてくれます。
生命は生きるために「道を見つける」わけですね!
これからの私の役割は、パーク(水槽)の管理ではなく、見守ること(謎)
それまで想像もしなかった新しい場面に直面しています(未知)
新時代に突入した(断言)
ようこそ、ブラキッシュ・ワールドへ!
(汽水の世界)
掃除しない場所を作ったの章
こんばんは、田吾作です。
水槽の一部分であえて掃除しないところを作ったらどうなるか、、、
ということをやってみました。
水槽の左側、バリスネリアの根元で流れがゆるやかなやや澱んだ部分。
ここにはバリスネリアの枯葉やデトリタスがたまります。デトリタスとは生物の排泄物やそれらを起源とする有機物粒子です。生ごみみたいなもんです。(言い方悪い)
あえて、枯れ葉やデトリタスを除去せず集めておくことで、ヤドカリ🐚やカニ🦀などのスカベンジャーはこれらを食べに来ます。
枯葉を蓄積させることでワイルドアクアリウム味がまして、いい感じにみえました。
コイツがめちゃめちゃするまでは。。。
テッポウエビさん!!!!
夜な夜なテッポウエビが行う終わりなき土木工事で底床を攪拌し、貯めていた汚泥が舞い上がっていたのです。
舞い上がった汚泥はバリスネリアは付着し、あっという間にコケりました。
さすがにバリスネリアがコケると見栄えが悪いので、換水&換水で汚泥を綺麗さっぱり取り除きました。
せめて、バリスネリアの枯れ葉ぐらいは残しても良かったかも、、、
以上!!!
〜追伸〜
2/5のこと、約5年ほど飼育した淡水ハオコゼが死んでしまいました。
10cmまで成長
愛着があったのでとても悲しいです。
死ぬ数日前から脱皮をしていたのですが、大変苦しそうでした。
脱皮不全か、塩分濃度が低かったか、餌がエビだけに偏っていたせいか、思い当たることはありますが明確な死因はわかりません。
ひとまず、ちゃんと弔って手を合わせました🙏
三途の河口域でお元気に。
南無。
めざせ!最強のアクアリウムの章
汽水水槽をぶっ壊します!
きゃああああああああ
どうも田吾作です。
汽水水槽をかれこれ5年ほどやってますけど、
塩を入れる煩わしさ、
なんで水槽に入ってる液体がしょっぱいの?
というストレスに病んでしまいました。
汽水アクアライフを捨て、
本物のアクアリウム、
しょっぱくないアクアリウム。
挑戦しようと思うんですよ!!!!
まず水槽を用意します。
そこにネイチャーアクアに大事な3つのエッセンス。
1.アクアリウムへの情熱❤️🔥
2.生態系の概念🌍
3.ADAの製品(照明、濾過、co2)💴
これらを注入するとただのアクアリウムが、
本物のネイチャーアクアリウムに進化するんですよ!
それでは行きます!
アクアリウムへの情熱! プシュー
生態系の概念! プシュー
テトラ マリンソルト! プシュー
あれっっっ!!!
おかしなもんが入ってるぞ!!!
懲りずにこいつまた塩を入れ始めてるぞ!!!
水槽はどうなってしまうんだぁぁ!!!
う...
う...
汽水緑化水槽!!!!
ダメーーーーーーー!
塩🧂混ぜたら当然、汽水・海水になりますよ。
しょっぱくなります。
でも塩を混ぜる事が僕の業(カルマ)なら、混ぜたっていいじゃないですか(居直り)
塩をいれないのもまたストレスですよ。
じゃあ!
汽水+ネイチャーアクアリウムで、
最強の汽水ネイチャーアクアリウムを作ってやればいいじゃないですか(光明)
1.アクアリウムへの情熱!
2.生態系の概念!
3.テトラマリンソルト!
これら3つを水槽に加えると最強の汽水ネイチャーアクアが出来上がります。
それでは行きます!
テトラ マリンソルト! プシュー
テトラ マリンソルト! プシュー
おや....
テトラ マリンソルト! プシュー
おや... おや...
水槽の中に塩しかいれてないぞ!!!
マリンアクアの塩濃度はとっくに通過して、
塩漬けのレベルだぞ!
一体どうなるんだぁー!!!
う...
う...
死海!!!!
ダメーーーーーーー!
汽水緑化の章 2021.10進捗
肌寒ぃでござーまぁさーねー
どうも、田吾作です。
コントラコロライン(カルキ抜き)をショットで一杯決めたい今日この頃。
みなさんいかがお過ごしでょうか。
新居に水槽を移して、三ヶ月がたちました。
マイタンクの絶対目標である「汽水緑化」。
ちゃんと進行し、繁栄しているのか....
はたまた衰退しているのか....
その趨勢をここに記します。
【タンクコンディション】
塩分:0.5〜0.7%
(塩味の中に、ほのかな甘みとまろみを
感じる濃さ)
水温:25〜27℃
PH:測ってません
2021.8.8 立ち上げ当初
スクリューバリスネリアを植え、マツモを浮かべる。
レイアウト未完成。
21.8.16
レイアウト完成。
スクリューバリスネリアは調子があがらず、半分ほど抜く。
実家汽水水槽から、精鋭の汽水馴化バリスネリア・スピラリスを移植。更に汽水馴化マツモも移植。
21.8.21
物は試しで、バリスネリア・ナナとタイガーを植え付け。
21.9.18
汽水バリス、「やる気スイッチ」が入る。
株が太くなり、葉が広くなりはじめる。
21.9.28
汽水バリス、親株を軸に至るところからランナーが生え始める。
21.10.28(現在)
汽水バリス、攻勢ゆるめず拡大中。
ナナは汽水対応できず、ただし、タイガーは静かにゆっくり拡大中。
マツモ(左側)は増えすぎるので、半分ほど捨てる。鉢底ネットを使って「マツモ柵」を設ける。
草に生き物が戯れてます。
という感じでどんどん緑化は進んでいます。
ですが、そんな中、汽水バリスに苔が生え始めました。
最初、「苔が気になるなぁ〜」と思いました。
だけど、
自然のアマモ場もこんな感じに苔まみれだし、水族館のアマモ水槽だってそうじゃなかいか、気にしたら負けじゃないか、と思い放置。
そんな時に、スカベンジャーとしてスジエビをタンクに放ちました。
するとどうでしょう、肉食性が強いと言われるスジエビも少しは苔をたべてくれるじゃありませんか。
おかげさまで汽水バリスの苔が綺麗にされました。
意外なところで意外な生き物が働いてくれたりしますね。
ということを気づいた田吾作なのでした。
Fin
淡水ハオコゼ脱皮の章
こんにちは、田吾作です。
最近気づいたことがありまして、
我が家の、ハオコゼ、脱皮してるんじゃないの?
ということです。
(うん?なんかどぶロックのリズムでも読めますね。モシカシテダケドー)
脱皮って、両生類とか爬虫類とか昆虫とか、これから試練に立ち向かって、経験を積んでいく人間とかにおこる現象だと思ってたんですが、どうやら一部の魚類にもあるみたいなんです。
まあ、最初に気づいたの去年なんですけど、
脱皮前にハオコゼの体表に苔がはえたようになったんです。
【脱皮前】
ちょっとモフモフしてる。
チューバッカみたい。
ウーーーー
そして、一晩二晩たつと...
【脱皮後】
コンパウンドで磨かれたかのようにツルツルピカピカ。
気持ちホワイトエフェクトがかってるじゃん
これらは去年の写真ですが、
つい先日も脱皮しました。
尾鰭あたりに脱皮の薄皮がまとわりついてます。
ゆで卵の薄皮をさらに薄くしたみたいな感じ。
実はオコゼの仲間はよく脱皮するみたいです。
「オコゼ 脱皮」でググると淡水ハオコゼとは別種のオコゼですが、水族館の記録記事とか出てきます。
脱皮の理由は体表についた苔や寄生虫を落とすためだとか、はっきりとは、わかっていないみたいです。
ハオコゼ以外にも脱皮する魚は意外といるかもしれませんね。
南無
ニョロ系?枝系?ヨウジウオの章
今日はみんな大好き(?)ヨウジウオについて、お話したいと思います。
にょろにょろ
先日、河口干潟でエビ掬いをして遊びました。
パッチンパッチンです。
いやぁ、都市の河口の3Kぷりはすごいですね。
臭い!汚い!気持ちいい!
泥干潟でちんまり小魚を観察していると、
4、5歳ぐらいのよちよち坊やが来たので、お話してたら、岸からママがきて、
👩🏻「ネズミが死んで浮いてるから、海からでなさーい」って。
でもそーゆーものなんですよね、川って。
それでも、それだからこそ、養分が溜まってたくさんの命を育んでいるのです。
坊やには、「人じゃなくてよかったね...」と含みを持たせて言い残し、デイビィ・ジョーンズと交わした100年の契約を果たすために沖へ、沖へ、と消えました。
(汽水おじさんの成れの果て)
話が大幅にそれましたね。
その時、拾ったのがガンテンイシヨウジです。
石をひっくり返したら、いました。
早速、家の汽水水槽に放り込みました。
漢字で書くと「厳点石楊枝」。
喧嘩が強そうな名前ですね。でもニョロニョロのひょろひょろ。
たまに熱帯魚屋さんでも、ヨウジウオの仲間が「パイプフィッシュ」という名前で売られてます。
藻に絡むと、汽水感が増して見えます。
餌は水槽に住み着いた小さな甲殻類、あとジャンボミジンコを与えてます。
生き餌なのが難点、早々と冷凍餌に切り替えたいところ。
あと大好物がエビの卵です。
付け狙うおちょぼ口ストーカー。
このおちょぼ口でエビの腹をつついて、卵を食べます。
見てて飽きない。
なんだか、ヨウジウオにハマりそうな田吾作なのでした。
Fin
創世記 〜水槽引っ越しの章〜
お久しぶり田吾作です。
転居にともない、水槽をお引っ越し、サイズアップもさせました。
旧水槽
そして、新水槽は、
どうだい、すごいでしょう。
あ、間違えました。こいつぁは、
実際はこちらです。
45cm→60cmへサイズアップしました。
ばぁ〜〜ん。
水槽の引っ越しには約2週間ほどかけました。
旧45cmを維持しながら新60cmを立ち上げていき、新水槽が出来上がってから魚を移す作戦です。
その名も「史上最大の作戦」です。
0日目(D day)
水槽はまだ空、でも夢でいっぱいです。
「どんな水槽にしようか」と夢想する時間が楽しかったりします。
1日目
水槽の下に上部フィルター用のスポンジを敷いて、牡蠣殻と丸石を混ぜ合わせたもの敷きました。
隙間を複雑に入れ込むことで、微生物・プランクトン、ゆくゆくはテッポウエビに住んでもらうゾーンです。
カレイくんが潜れ、水草が根を張り巡らせやすいように、目の細かい砂を敷きます。
これで1日目は終了。
3日目。
コークスクリューバリスネリアを植えました。
(後汽水に合わないことがわかり撤去)
立ち上げから5日目。
45糎水槽から、パイロットフィッシュとしてヒナハゼ5匹とサツキハゼ、スジエビ数匹投入しました。
投入後、すぐ慣れたサツキハゼ。
あくびかますほどの余裕。
9日目。
牡蠣殻や石ころを沈めて隠れ家をつくる。
パイロットフィッシュも更に投入しました。
14日目。
45cm水槽に住んでいた全住民を立ち退かせ、
60cm水槽に移動。45cmで汽水馴化したバリスネリアも60cmに移植しました。
悪ノリして、岩を積み上げブラキッシュ(汽水の)・チョモランマを作成。見ての通りアートです。芸術は爆発ですね。
ゆうゆうと泳ぐサツキハゼ。
居心地悪そうな、ハオコゼ。
ムチムチ故にキツキツ。
といった感じでお魚の引っ越しが完了しました。
時間かけた分、魚は1匹も落ちなかったのでよかったです。
これからは新60cm水槽からお送りします。
番外編
ヤドカリくんもお引越しされたようです。
Before
After
おしゃれカラフルボーイですね。
アクアフォレストさんで、ヤドカリさん用貝殻売ってます!いいものですよ〜
〜完〜