魚草子 ~さかなのそうし~

アクアリウムに没頭し、愛をささげる、しがないエリートネイチャーオーガニックサラリーマンです。

小美人、サツキハゼ&ヒナハゼの章

5月も後半、梅雨にさしかかろうとしている今日この頃、いかがおすごしでしょうか。

田吾作です。

 

 

さて、最近の水槽の様子はこんな感じです。

 

バァ~ン

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水温が上がってきているためか、魚が活発になり、餌をよく食べ、もりもり排泄物を出しております。

僕と同じです。

 

そのため水槽内の富栄養化が進み、コケが生えてきました。

バリスネリアはあまり元気がありません。でもマツモはすばらしい勢いで繁茂してます。

 

 

先月の安房国征伐で、連れ帰ったヒナハゼとサツキハゼがだいぶ我が家の水槽に慣れてくれました。

 

泳ぎ回るので写真撮ってもブレブレ、ビュンビュン泳ぐよ!

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サツキハゼ 

Parioglossus dotui Tomiyama

 

目は黒くまんまる

流線型のフォルムに

角度によってブルーやイエローに光るボディー

 

どことなく地球外の臭いを少し感じます。

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今あなたの脳に直接問いかけてます… 

冷凍ホワイトシュリンプを...

水槽に...入れるのです…

 

 

このテレパシーに敏感にキャッチして私は、彼らの餌やりUber Eatsになってしまうのです。

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シュリンプをな、シュリンプをいつでも食えるようになりなよ。

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上層から中層を群れていることが多く、人慣れすると近寄ってきます。

でも臆病なのか、暗くなったり、脅威がせまると岩場やかき殻に隠れます。

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よく明け方に姿を現すので、そのタイミングでの餌をあげることが多いです。

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ハゼって結構フュッシュイーターで単独行動のイメージがありましたが、こいつは別ですね。

 

よく群れて、飼いやすい。「汽水域の」って感じです。

 

 

 

ヒナハゼ  

Redigobius bikolanus

 

ヒナハゼは中層から低層によくいる感じ。

体長は1.5~3cmほど、サツキハゼよりさらに小型です。

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背びれがシュピツ!となっているのが

たぶんオス。

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背びれに角がなくまるいのがたぶんメス。

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成熟前はみんな背びれが丸いです。だんだん背びれが角ばって、シュピッ!てなってきてようやく「あんた、オスだったんだね」ってわかります。

 

 

www.youtube.com

指が気になるけど、少し怖い様子。

魚と指遊びって、魚飼ってる人なら120パーセントやると思います。

 

 

 

 

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泳ぎ回るハゼを目で追うだけで、

「ぬ~ん」な感じの淡水ハオコゼなのでした。

 

~完〜

 

南房総汽水ガサの章

どうも、こんばんは田吾作です。

 

先日、南房総のほうへガサガサをしてきました。

 

繁忙期の波を越え、「暇のポケット」に入ったので有給使って、

いざなわれるかのように南房総にいってきました。

 

今回は、激渋夜釣りと怪鳥の章でも同行した、友人F君と一緒に南総攻めしました。

 

 

いやぁ、平日のドライブってほんといいですね。

道がすいてるから車でスイスイ、人がいないから、並ばない、ほんと最高!

 

 

 

 

 

 

南房総の海。ニアサードインパクトの前なのでまだ海は青いです。

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この海から川を上っていきました。

 

 

河口から300Mほど離れた鉄橋下支柱のかき殻をガサガサした時、

F君の網にそいつはかかりました!

 

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初採集 サツキハゼ!!!

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頬から体側にかけてのびるエメラルドの帯がきれいです。

 

 

初めて採集した魚だったので大興奮。

(捕まえたのはF君)

 

 

港の岸壁に張り付いてる印象の遊泳ハゼなので、正直あの汚い川にいるのが驚きでした。

 

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ヒナハゼとサツキハゼ。

あとお目当てのイソテッポウエビも採取できたので大大大満足。

 

 

 

 

帰りがけは海鮮丼とアジ料理を食べ、

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オーシャンビューの露天風呂につかり、f:id:tagosakueight:20210418230009j:plain

 

 

 

 

 

アクアラインで一っ跳びで帰りました。

友人F君宅でささやかな宴をし、

翌日、自宅に帰ってサツキハゼの水あわせ。

 

 

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サツキハゼの横でクローキンググラミーが泳ぐというごった煮感。 

 

 

 

 

 

 

 

う~~~ん、Good

 

 

こぼれ話♪

イソテッポウエビは導入後、水槽内で終わりなき土木工事を開始しました。その結果、底面フィルターの汚泥層内部(セントラルドグマ)に侵入し、排出口から沈殿汚泥をひたすら巻き上げるという汚泥インパクトを引き起こしました。

 

汽水域でガサガサの章

俺の魚の話

 

 

 

ということでね、田吾作です。

 

「俺の家の話」をずっと追って見ておりまして、先日の最終回を迎えたのですが、

しょっぱなから衝撃的で、かつ感動的な終わりで、まだ余韻が抜けない春の宵でございます。

 

ということでね、このブログでは「俺の魚の話」を書いているんですが、

今回はもうほんと1年ぶりぐらいにですね、

神奈川の汽水域でガサガサをしてきました。

 

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潮干狩りのファミリーがたくさんいました。

 

潮干狩りしているファミリーがいる傍らで、泥救いをもくもくと行いますと、

ハゼやらエビやらヨコエビやらヤドカリやらが出てきます。

 

 

 

ミミズハゼ

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スジハゼ

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今回は彼女を初めて連れていったのですが、宝探し感覚で楽しんでくれたご様子。

魚種と網使いを覚えさせて「全自動魚採りマシーン」に仕立て上げたいと思いました。

 

 

 

 

―そして帰宅ー

 

 

何匹かお持ち帰りしたので家の汽水水槽に導入しました。

 

スジハゼは初採集です。

体表側面のラメがめちゃくちゃきれいで感動してしまいました。

 

食欲旺盛絶好調

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低床にょろにょろ系の筆頭、ミミズハゼ。

きもかわいいです。

 

食欲旺盛絶好調

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ユビナガホンヤドカリ(?)

砂をほじくってデトリタスを食べているご様子。

 

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以上です、もっと暖かくなったら死滅回遊魚を狙いにまた汽水ガサにいってきます。

アディオス。

 

ゲキ渋夜釣りと怪鳥の章

ナイトフィッシングイズグッド

 

 

 

 

こんばんは、田吾作です。

 

 

 

 

 

先日、墨田区のとある河川に夜釣りに行ってきました。

きっかけは友人F君とyoutubeのハゼ釣り動画をみながら、 

 

「ハゼが食いたいな~」

 

「できれば天ぷらだな~」

 

と言ってるうち、だんだんその気になってきて、トントン拍子で

 

「じゃあ、いくか!」

 

となってしまったのです。

 

 

 

しかし、その時は2月の末、

 

そもそも完全にハゼ釣りのシーズン外です。

 

だいぶ渋い戦いになることはあらかじめ予想がついておりましたが、

酒を飲みながら、youtubeでハゼ釣り動画を見てしまい、気分だけがどんどん高揚してしまった。そしてもう後戻りはできない気持ちのライン、

 

 

 

一度振り上げてしまった拳は叩き落とすしかないのです。

 

 

 

 

 

ということで、Fくんと墨田区の釣りスポットにいきました。

 

 

 

場所は都市河川がクロスする場所。

ハゼ釣りで有名なスポットです。

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時刻は22時ごろ、先にシーバス釣りと思しき人が3人ほどいました。

 

 

 

 

 

場所についたらさっそく釣り開始です。

餌はマルエツで買ってきたボイルホタテです。

 

 

 

最初は釣りというより寒さとの戦い。

2月の末だからバチクソ寒いです。

魚の活性うんぬんの前に、僕らの活性があがりません。

 

耐えがたきを耐え、忍び難きを忍んでいるうち、小さいアタリがでてきます。

 

 

 

竿先から感じる脈の動き…ッ!

ググッと沈む、浮き…ッ!

手に伝わる、魚の動き…ッ!

 

食った!

 

合わせて!

 

引き上げる!

 

 

 

「フィーーーッシュ!!!」

グラインダー武蔵ばりに心の中で叫びます。

 

 

 

 

そして釣れたのは、

 

 

 

 

ただのダボハゼでした。

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こいつは食えませんが、ボウズを覚悟してたのでダボハゼでも嬉しいものです。

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ダボハゼを針から外していると、

 突如、鳥の鳴き声が聞こえました。

 

 

「グェェェエェエエ!」

 

 

それがびっくりするほど、汚ぇ鳴き声。

 

気にせずマハゼを求めて釣り続行。

 

 

 

 

 

竿を垂らして静かにまっていると、

 

友人Fが

 

 

「おい、お前の後ろになんかデカめの鳥いるぞ」

 

 

 

 「え?」と思い、パッと振り向くと

 

 

 

ほんとにいたよ、デカめの鳥

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その堂々たるや、鳥超えて恐竜。

 

 

 

調べてみたら、この鳥は都市河川にも現れる、

怪鳥ケツァルコアトルスであることがわかりました。

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 ケツァルコアトルス(Quetzalcoatlus)は、中生代の終わり、白亜紀末の大量絶滅期の直前の時代を生きていた翼竜の1属である。翼指竜亜目(プテロダクティルス亜目)中のアズダルコ上科アズダルコ科に分類される。Wikipedia より引用

 

 

 

本当はアオサギみたいです。

ここではケツァル君命名しました。

 

 

ケツァル君、こんな遅い時間帯ですが、僕らの釣りを静かにゆっくり見守ってくれます。

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だいぶ人慣れしてます。

どうやら釣り人からのおこぼれを狙っているようです。

 

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私とケツァル君。

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なんだかだんだん愛着が湧いてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

夜も暮れ、寒さも厳しくなり、釣りのコンディションが悪くなってきた頃、

F君も僕も

「木村、もういいよ、帰ろう」

というアウトレイジのセリフを連呼し始め、限界を感じたので撤収。

 

 

その日釣れたのはダボハゼが6~7匹(友人Fと合わせて)

結局マハゼは釣れませんでした・・・

 

釣果は良くありませんでしたが、ケツァル君が来てくれたおかげで楽しい釣りとなりました。

 

(釣りブログかと思ったらケツァルブログになってしまった)

 

 

 

 

ハゼ釣りは夏にリベンジしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

淡水カレイの章

 

 

 

 

今夜私がいただくのは、北米産淡水カレイに煮つけです!!!

uber eatsのCM風)

 

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どうもこんばんは田吾作です。

 

 

 

 

 

今日は我が家で飼っている北米産淡水カレイについてお話したいと思います。

 

 

 

北米産、淡水カレイ。

なんだかいろいろ突っ込みたくなる名前です。

 

 

Q.北米以外にもいるの?

A.います。北米以外では南米産、ニューギニア産、タイメコン川産などいろんな産地のいろんな種類の淡水カレイが居ます。

 

Q.海の魚じゃないの?

海産以外にも淡水域や汽水域で生息するカレイがいます。

なんだったら淡水ヒラメもいます。

 

奥深いんですよね、この種。

海にいたり川にいたり、そそりますわぁ。

 

 

 

 

 

 

 

家で飼ってる魚がカレイ

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オコゼ

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我ながら「磯丸のイケスかよ」って思ってしまいます。

 

ちなみに私が好きな磯丸メニューは「カニみそ甲羅焼」です。

 

 

 

 

話もどりますが、 、

我が家では北米産淡水カレイをかれこれ2年ほど飼育しています。

 

 

 

【Before】熱帯魚店で買ったときは2センチほど、

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チャイチーで可愛かった。

 

 

【After】いまでは6cmぐらいになりました。

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餌は冷凍アカムシです。

動画は餌やりの風景です。

(若干水槽が苔って、もやぁっとしてるのはご愛嬌)

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

 アカムシを食べるときは勢いよく

「シュッ…」と吸い込み、

 

エラと口から砂を

「ボシュ…」と吐き出します。

 

 

 

 

 

 

ガラス面に張り付く淡水カレイさん。

表面とは違い、裏面の真っ白さになんだか日焼け後のコントラストを想起させ、少しセクシーです。

 

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意外とヒゲがこゆい!!!

 

恐ろしい密度でたくさん生えてます。

このヒゲがセンサーとなって低床の生き物をさがしてるんでしょうね。

 

 

 

 

淡水カレイについては以上です。

 

日本にも河川を遡上する「ヌマガレイ」というカレイがいます。

いつか飼ってみたいものです。

 

 

アディオス。

 

甲殻類の章

 

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出典:つげ義春ねじ式」より

どうも、こんばんは田吾作です。

こんな感じでなよっと生きてます。 

メメクラゲに左腕をかまれてみたいです。

なんならメメクラゲとやらを飼ってみたい。

 

 

 

 

話はかわりますが、先日の地震すごかったですね。関東は長く揺れました。

 

でも、うちの水槽は大丈夫でした。

フチつき蓋付きの水槽のため、それが返しになって、波が立っても漏れませんでした。

ただ、震度6程度・以上の地震が来た時に水槽がふっとばないように耐震補強をしようを思います。

 

 

 

さて本日は、我が家の甲殻類ついてお話したいと思います。

 

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甲殻類四天王

 

うちでは四種の甲殻類を飼ってます。

カッコヨク「甲殻類四天王」と呼びます、今から。

 

 

 

彼らは残飯を食べ、糞を食べ、苔を食べ、枯葉を食べてくれる、水槽の掃除屋です。

水槽のバランスを保つためにはなくてはならない存在だと思います。

甲殻類を住まわせてから、心なしか水槽に汚泥がたまりにくくなった気がします。

 

 

 

甲殻類四天王の紹介

 

 

テッポウエビ

巨大な片腕から「パチン!」となる衝撃音を繰り出します。

英語名が「PISTOL SHRIMP」、ピストルシュリンプですよ。かっこよくないですか?

シュリンプ・ピストルズですわね。知らんけど。

 

また彼らは優秀な土木作業員でもあります。

水槽中を縦横無尽に巣穴を張り巡らし、移動。

穴は他生物の隠れ家に利用されます。

 

www.youtube.com

夜な夜な、「パッチン!!!」と響くことがあります。

「おぅ、やってるねぇ」って感じです。 

 

 

 

ヤドカリ(タテジマヨコバサミ)

我が家の GHOST in the shell.

ちょこちょこ動く姿がかわいい。

こーゆーちんまり、どんくさい生き物がが好きなんですよね、わたくし。

 

www.youtube.com

www.youtube.com

 

 

ヤマトヌマエビ

汽水緑化にはなくてはならない存在。

コケをたべてくれるため、水草はクリーンにたもたれてます。

www.youtube.com

 コケをとってたべてます。ツマツマツマツマツマ

 

 

 

スジエビ

もともとは淡水ハオコゼの餌用として入れたものですが、生き残って、

居ついてしましました。タフです。

エビの中でも獰猛で、メダカは襲って食べてます。(汗)

 

透き通ったボディは意外ときれいです。

 

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春が近いのか、放卵しました。

 

 

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バクッ!

 

 

 

 

あ・・・。口から見える触覚は。

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ヤマトヌマエビスジエビが食べられたようだな」

ヤドカリ「ヤツは四天王の中でも最弱」

テッポウエビ甲殻類四天王の面汚しだな」

 

って言ってるとか言ってないとか。

 

 

 

我が家の甲殻類の紹介は以上です。

今は春に向けて、スジエビ類が卵をつけはじめました。増やせたらいいですね。。。

また他にも汽水性のエビや、ヨコエビを飼っていきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―次回―

 

生きるも地獄、死ぬも地獄。

砂底を荒らす冷酷非道な甲殻類四天王に淡水カレイの怒りが爆発する。

 

次回、汽水の拳!

『悲しき淡水カレイ!お前は愛につかれている!!』(Na:千葉繁

 

 

 

 

 

 

あでぃおす。

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 出典:つげ義春ねじ式」より

汽水緑化の章

こちら四十五糎水槽汽水緑化事業所

 

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どうもこんばんは田吾作です。

 

 

 

 こち亀」っぽく言ってみたかった、ということでね。

今日はこち亀のことについて書きたいとおもいます。(妙)

 

ちなみに好きなキャラクターは「海パン刑事(デカ)」です。

僕も海や河口で採集するときは海パンになりますから、シンパシーを感じます。

 

 

「海パン」で思い出しました。

以前、真面目に胴長履いて玉網持って、神奈川の治安の悪い海(どこからか睡蓮歌が聞こえる)の河口でガサガサしてたら、 

ツーブロック、色黒、酔っ払い、

とにかくその手の人種で「役満のお兄さんに岸から、

 

 

 

 

 

 

「よっ!ダッシュ海岸ッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

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突然の呼びかけに驚くガサガサフレンズたち(イメージ)

 

 

 

  

普通に煽られましたよ

パンチの効いたご挨拶と手厚い歓迎に

「『湘●』っていいとこ」だなって思いました。

 

 

 

あの一件から「ダッシュ海岸」とイジられるのはもう懲り懲りだと思い、

黒の海パン一丁です。

捕まえられるもんなら捕まえてみろ。

 

 

 

さて、話が飛びましたが今回は汽水でもある程度いける(?)水草を紹介したいと思います。

 

 

私が「ラボ」と呼んでる汽水水槽で得た、あくまで個人的なマッドサイエンスな実験の結果になりますのでどうぞよろしくお願いします。

 

【ラボについて】

汽水状況:4〜6‰ 海水の約1/6程度。まろやかな塩味でおいしいです。

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真ん中の存在感が水景を邪魔して申し訳ない。

 

 

汽水という環境は水草にとってはディスアドバンテージで、生育が難しいです。

そのためラボではCO2を投滴し、低床には肥料を入れ、水草の生育を手助けします。 

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CO2添加は2秒に1滴程度

 

 

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肥料はイニシャルスティック

 

 

 

 

さて、ここから汽水でもいける!と思った水草 を紹介したいと思います。

 

 

 汽水(4~6‰)で育てられそうな水草(経験)

 

マツモ

「マツモ神」は汽水でも健在。

8‰ぐらいまでは耐えられるんではないでしょうか。

ただし、高塩分の場合、葉は矮小化します。(どの水草にも言える)

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マツモは水中に漂うゴミも吸着するのでとても重宝します。マツモのおかげで水中の透明度が維持されております。

 

 

ただしほったらかしにすると吸着したゴミからコケが生えます。

そのため「ヤマトヌマエビ」と投入し、マツモのメンテナンスをさせています。

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バリスネリアスピラリス

5‰ぐらいまでなら耐えます。ランナーもバンバンだします。

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 2018年4月撮影

 

 

 

ニュージャイアントバリスネリア

現状6‰の汽水水槽で栽培中。

スピラリスより草姿は大きく、丈夫そうにみえます。

 

ランナーを積極的に展開し、低床を覆います。ただし、ランナーを伸ばしすぎると親株がダメになるのが早いので、不要なランナーはトリミングして親株が栄養不足にならないようにします。

 

 うまく生育できれば、擬似アマモ場を形成できます。

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親株は6‰でも成長しますが、ランナーから生えた子株は不自然にねじれ曲がったりします。長期維持を考えると6‰も厳しいかもしれません。様子見です。

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クリプトコリネ・キリアータ

汽水でいけるクリプトコリネ

当時は目の粗い砂利で栄養もなく、海水1/3程度の塩分濃度にしていたので枯らしてしまいました。

今の環境だったら茂らせる自信があるのでリベンジしたい。

 

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試してみたい水草

 

コークスクリューバリスネリア

 アメリカ原産種、河口域でも見られるそうです。

 

カワツルモ

汽水性の水草

バヌアツ共和国エスピリツサント島では、海から200mしか離れてない地点では大群生を形成しているようです。

 

リュウノヒゲ

カワツルモ同様、汽水性の水草

 

 

カワツルモやリュウノヒゲもいった汽水性の水草は大変希少です。

そしてそもそも需要があまりないため流通さているのを見たことがありません。

 

河口や干潮帯に生えるオノゴノリやスジアオノリなんかも水槽にいれたことありますが、

すごい勢いでエビや石巻貝に駆逐されます。人間が食べるぐらいだからおいしいんでしょうね。

 

 

 

 

 

もし、こちらを読んでいる読者の方に、「汽水でもいける水草知ってるよ!」という形いらっしゃいましたらご教示いただきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

以上です。アディオス! 

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